栗原針山書展2020

今年も個展を開催する運びとなった。三年連続全て新作による展示である。毎年時事問題を絡めながら個展のテーマとしてきた。今回はやはりコロナ禍は扱わざるを得ない。だがコロナそのものをテーマにしても仕方ない。それはあくまで切り口である。

今回のタイトルは「今、浮かび上がる人間の本質」とした。世界を覆うこの事態の中で良くも悪くも浮かび上がったものがあるかと思う。どこまで掘り下げるのか難しかったが、例えばAIとの差異の部分にも触れながら生身の人間の本質に迫っていく形となった。

綺麗ごと抜きに人間の善し悪しの部分を見つめながら、今を生きる光をそこに表出できたらと思う。

なお、会場ではスタッフも含め感染症対策には万全を期しているので、無理のない範囲でどうかお越しいただき実物を観ていただければ幸いである。

展示会場

六本木ストライプスペース
〒106-0032
東京都港区六本木5-10-33
TEL03-3403-6604


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感性のみに頼る一過性のものではなく
道に立ったうえでの個性でありたい。
埋没せず自分にしか表現できないものを。

そして一つ一つの作品を
等身大の自分が生きた証として
メッセージとともに
生んでいけたらと強く思う。